13年前に忽然と姿を消した17歳の野添希望さんの遺体が、白骨化して鹿児島市の山中から発見されました。警察はこの事件を死体遺棄事件として捜査を進め、司法解剖の結果、遺体は死後1年以内と推定されています。この事実は、過去13年間に何が起こったのかについてさらなる謎を投げかけています。
2006年4月、高校3年生だった野添さんは鹿児島県志布志市の自宅を出て以来、行方が知れず、家族からは捜索願が出されていました。その後、彼女の携帯電話からは家族に「元気でいる」という内容のメールが複数回送られていました。しかし、13年後の夏、彼女は変わり果てた姿で発見されました。
遺体が発見された場所は大通りから近く、一見してアクセスしやすい山中のように見えますが、地元の住民によれば、そこは人が滅多に立ち入らない場所です。発見現場は野添さんの自宅があった志布志市から約45km離れており、遺体は人目につかないよう埋められていました。
この発見がなされたのは、遺体が埋められてから1年以内とみられ、これが捜査において重要な意味を持つ可能性があります。近畿大学の巽信二教授は、「死体遺棄の時効は3年であり、発見が1年以内であることが捜査にとって大きな意味を持つ」と指摘しています。
警察は現在、死体遺棄だけでなく、殺人事件の可能性も考慮に入れて捜査を進めています。この悲劇的な事件がどのように進展するか、地元コミュニティーだけでなく、国内外からも注目が集まっています。
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