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世界保健機関(WHO)が「エムポックス」(旧称:サル痘)の感染拡大に伴い、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことを受けて、日本政府は15日、アフリカの7か国に対して「感染症危険情報」の「レベル1」を発出しました。この対象国は、コンゴ民主共和国、ブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダ、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国です。

「レベル1」は4段階のうち最も低い警戒レベルですが、渡航者や滞在者に対して感染への十分な注意を呼びかけています。

<見解>

今回の「エムポックス」感染拡大を受けた緊急事態宣言と感染症危険情報の発出は、アフリカ地域からの感染拡大のリスクを世界的に警戒する必要性を示しています。エムポックスは、従来アフリカ地域に限られていたものの、近年その感染が他地域にも広がりつつあり、国際社会全体での対応が求められています。

渡航や滞在する人々にとっては、この感染症危険情報を受けて、渡航先での予防策や健康管理を徹底することが重要です。また、政府や国際機関は引き続き、感染の拡大防止に向けた取り組みを強化し、早期の収束を目指す必要があります。

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