元グラビアアイドルで現タレントの杉原杏璃(42歳)が、個人としての資産形成の成功と同時に、所属事務所「フィット」の破産による経済的な打撃について、ABEMAニュースのYouTubeチャンネルで詳細に語った。
杉原は、芸能活動の不安定な収入に直面し、経済的自立を図るために株式投資を始めたと明かす。投資のスタートは、高校卒業後に独学で学んだ株式市場の基礎知識から。彼女が投資に興じた当初の資金はわずか30万円で、これは当時の彼女の貯金から捻出したものだった。しかし、リーマンショックの影響を受けて資産は一時的に減少し、これが彼女にとって大きな学びの場となった。経験から得た教訓を生かし、杉原は「自分が理解し、興味を持てる企業に投資する」という戦略を確立。このアプローチが功を奏し、始めた30万円の投資が5年後には1000万円に増えた。
しかし、彼女の経済的成功も突如として暗転する。2023年3月、長年所属していた事務所が破産を宣言。この事態により、彼女は「ギャラ未払い数千万円」という巨額の損失を被ることになった。杉原はこの時の心境を、「倒産する事務所よりも、自分の未払いギャラが最優先」と表現し、個人の金銭管理の重要性を説いた。
現在、杉原は株式投資のみならず、投資信託、暗号資産、不動産投資、そしてFXという幅広い金融商品に投資を行っており、情報源としては「株探」を利用しているという。彼女の投資方法は、好奇心を持ち続けることに加え、リスクの分散を図ることにある。そして、投資は単なる収入源ではなく、将来の不確実性に備える手段であると彼女は見なしている。
この話題に関して、杉原は「今回の経験から学んだのは、人生におけるリスクヘッジの重要性。突然の出来事により生活が一変する可能性があるため、常に準備をしておく必要がある」と語り、これが彼女にとってどれほど重要な教訓であったかを強調している。
杉原杏璃の話は、投資を通じた資産形成の重要性と、芸能界での不確実性に備える必要性を示す貴重な事例である。彼女の経験は、同様の立場にある他のタレントや一般の人々にとっても、貴重な洞察となるだろう。
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