事件の概要
タレントの羽賀研二容疑者(63)が、偽の不動産登記に関与したとして逮捕された事件で、同容疑に絡んで日本司法書士会連合会副会長の野﨑史生容疑者も逮捕されました。この事件は、六代目山口組弘道会の幹部らとともに、暴力団との関係が疑われています。
羽賀容疑者は、2023年6月に自身が所有する沖縄県のビルと土地の差し押さえを逃れるため、架空の不動産登記を行った疑いが持たれています。目的は不動産収入を隠し、これを暴力団関係者に報酬として渡していたとされています。
司法書士連合会の副会長逮捕に衝撃
日本司法書士会連合会は、司法書士の活動を管理し、法律事務のプロフェッショナルとしての資格を認定する団体です。2万3千人以上の会員を抱える同連合会の副会長が、暴力団絡みの事件で逮捕されたことは、司法制度における重大な信頼問題として、衝撃を与えています。
連合会の反応と会長の謝罪声明
この逮捕を受け、日本司法書士会連合会の小澤吉徳会長は、「極めて重大な事態」との声明を発表し、国民に対し謝罪しました。また、同連合会は今後の捜査に協力し、厳正な対処を約束しています。
以下は会長談話の全文です。
会長談話全文
昨日、当連合会の野﨑史生副会長が強制執行妨害や電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されたとの報道がありました。
被疑事実の有無については今後の捜査を待つことになりますが、報道内容が事実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、極めて重大な事態であると厳粛に受け止めています。
当連合会の役員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます。
当連合会としては、捜査に協力しつつ、情報収集に努めてまいります。また、事実を確認の上、厳正に対処するとともに、今後も司法書士制度に対する国民の皆様の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です。
今回の逮捕は、司法制度全体に対する信頼が問われる事態となり、今後の捜査結果と連合会の対応が注目されています。
オートビズ引用ニュース:https://news.yahoo.co.jp/articles/97b5b278d2222e3a261d834a546425dbda0bbac3