TCB

東京中央美容外科（TCB）は、日本の美容外科業界で第2位の規模を誇るクリニックチェーンであり、創業からわずか数年で100院を超える急成長を遂げました。しかし、その成長の陰で問題も多く発覚しています。今回、新たに「悪ふざけ動画」が社内で撮影されたことが「週刊文春」の取材により明らかになりました。

事件の詳細

2023年5月28日、都内のTCBクリニックでスキンヘッドの男性医師が頭頂部に注射器の針を刺されながら、周囲が笑う様子を撮影した12秒の動画が社内のグループLINEに投稿されました。この映像は不適切であり、撮影された状況は医療従事者としての倫理に反する行為とされています。

社内の反応

この動画はクリニックの看護師間で共有され、「倫理観を疑う」という声が上がりました。看護師の一人は、「ヤバいなと思っていた」とコメントしていますが、問題の重大さにもかかわらず、クリニック側からは具体的な対応や公式なコメントは出されていません。

TCBの対応

「週刊文春」の取材に対し、動画に関してTCB側や院長X氏からは期日までに具体的な回答が得られなかったとされています。これにより、クリニックが内部の問題にどのように対処しているのか、公には不明のままです。

問題の影響

TCBにおけるこれまでの「新入社員一斉“クビ切り”」、「顧客閉じ込め商法」、「監視カメラによる管理」などの問題と合わせて、この「悪ふざけ動画」は、クリニックの管理体制や職場文化に深刻な問題があることを示しています。これらの事件は、患者への信頼を損ねるだけでなく、業界全体のイメージにも影響を与えかねません。