▪️事実のまとめ

丹波市のアルバイト男性(53)が、フェイスブックで知り合った女性から副業として投資話を持ちかけられ、計180万円を騙し取られたと丹波署に届け出ました。警察はこの事件を「ロマンス詐欺」として捜査しています。

7月7日頃、男性はフェイスブックで女性と知り合い、無料通信アプリ「LINE」でやり取りを開始しました。男性は女性に好意を抱き、その後「副業でワインを販売すると儲かる」という投資話を持ちかけられました。男性は7月25日から28日にかけて、5回にわたり指定された口座に計180万円を振り込みました。

6回目の振り込みで90万円を送金しようとした際、銀行の行員が不審に思い、警察に相談するよう勧めました。これにより男性は詐欺に気付き、1日に丹波署に被害を届け出ました。

<見解>

今回の事件は、SNSを通じたロマンス詐欺の典型的な事例です。被害者は恋愛感情を利用されてお金を騙し取られました。特に、SNSや無料通信アプリの普及により、詐欺の手口が多様化しており、警戒が必要です。

この事件から得られる教訓として、次の点が挙げられます:

  1. 見知らぬ人物とのオンラインやり取りに注意:特に投資や金銭に関する話が出た場合は、慎重に対応する必要があります。
  2. 早期の相談:不審に思った場合や不安を感じた場合は、すぐに信頼できる第三者や警察に相談することが重要です。
  3. 銀行の役割:今回のように銀行の行員が不審な取引に気付いて警察に相談するよう勧めたことが、被害拡大を防ぐ鍵となりました。金融機関の積極的な関与が求められます。

警察は、このような詐欺に対する警戒を呼びかけており、SNSや通信アプリを利用する際には十分な注意が必要です。また、被害に遭った場合は速やかに警察に通報し、適切な対応を取ることが求められます。

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