11月15日に南米ペルーで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で、石破茂首相(67)が外交デビューを果たしました。しかし、その振る舞いに一部から批判が寄せられています。会議では中国の習近平国家主席と会談し、「非常にかみ合った意見交換ができた」と語るなど、本人は手応えを感じているようでしたが、石破首相の一挙手一投足が注目を浴びています。

批判の声が上がった場面

問題となったのは、各国首脳が挨拶を交わしている場面で、石破首相が一人席に座ってスマホを操作していたことです。他の首脳が挨拶に駆け寄った際も、石破氏は席を立たず座ったまま対応する様子が見られました。この光景がテレビ番組『真相報道バンキシャ!』で取り上げられたほか、SNS上でも大きな反響を呼びました。

ネット上では、「総理大臣としての礼儀に欠ける」「社交儀礼が分からないのでは」など厳しい声が投稿されています。石破首相の振る舞いについては、宮家邦彦氏が「立つタイミングがずれただけでは」と擁護しましたが、多くの人々が外交マナーの欠如を問題視しました。

苦難続きのデビュー

石破首相の外遊はトラブル続きで、さらに批判に拍車をかけています。アルベルト・フジモリ元ペルー大統領の墓参りから帰る途中、交通渋滞に巻き込まれたため、集合写真の撮影に間に合わない事態に。外交デビューを華々しく飾ることはできませんでした。

同情とサポート不足への指摘

一方で、石破首相に同情的な意見も少なくありません。SNSでは「外務省がもっとしっかりサポートすべきだった」という声も上がり、外務政務官や秘書官の対応に問題があったのではないかと指摘する声も見受けられます。「経験の少ない石破氏には、外交の振る舞い方を教える専門アドバイザーが必要だ」といった意見も寄せられました。

外交デビューは思うようにいきませんでしたが、石破首相が今後どのように対応を修正し、支持を回復するかが注目されます。外務省のサポートや周囲のフォロー体制が問われる場面となっています。

見解

石破首相の外交デビューは、国民や国際社会に与える印象が非常に重要です。外交は儀礼やマナーが重視される場であり、首脳としての振る舞いが強く注目されることは避けられません。今後は経験を積むとともに、サポート体制を強化し、国際的な舞台での影響力を高めることが求められます。

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