海野秀男

【高齢者窃盗団】G3S(ジーサンズ)の真相 公判中の88歳指揮者が率いる、被害総額110万円の連続窃盗事件

写真:UHB 北海道文化放送

北海道の札幌市を舞台に、異例の高齢者窃盗団「G3S」が起こした一連の窃盗事件が警察によって明らかにされました。この窃盗団は、88歳の海野秀男被告を中心に、71歳の松田秀美被告、69歳の渡辺健一被告の3人から構成され、公判が進行中です。警察はこのトリオが2月から6月にかけて、江別市や札幌市で繰り返し住居侵入と窃盗を行っていたことを確認しました。

事件の背景と犯行動機

3人は札幌刑務所での服役中に知り合い、困窮した生活を背景に犯罪に手を染めることを決意。特に海野被告は生活費に困り、松田被告に窃盗の計画を持ちかけました。彼は指をかぎ状にして「これやるから」と犯行を呼びかけたとされています。これが、彼らの窃盗団結成のきっかけでした。

犯行内容と被害総額

この高齢窃盗団は、主に貴金属や現金を狙い、10件の窃盗(未遂を含む)を行い、被害総額は109万3200円に上ります。最も注目された犯行は、江別市の空き家からウイスキーを盗む事件でした。この事件で海野被告と松田被告は逮捕され、現在裁判が進行中です。

裁判と今後の見通し

公判では、このトリオが如何にして刑務所で出会い、組織的な犯罪に及んだのかが焦点となっています。海野被告が事件の指揮を取り、松田被告が運転手役、渡辺被告が保管役を担当していたとされ、彼らの役割分担と行動が詳細に検証されています。

この事件は、高齢者による組織的犯罪の珍しいケースとして注目されており、高齢者の犯罪に対する社会的な議論を呼び起こす可能性があります。裁判の行方と、彼らの将来に関心が集まっています。

関連ニュース:https://news.yahoo.co.jp/articles/13a3b868874f112b7fa16633e0050b8e2f82512c

【事件】「高齢窃盗団『G3S』じいさんず初公判! 88歳と71歳の2人が空き巣で起訴、71歳は犯行を否認」

事件の解説:

札幌で話題となった高齢窃盗団「G3S」(じいさんず)の裁判が始まりました。「G3S」とは、3人の高齢者が結成した窃盗団で、捜査関係者の間ではコードネーム「じいさんず」と呼ばれていました。公判ででは88歳の海野秀男被告と71歳の松田秀美被告が、北海道江別市で空き家に侵入し、ウイスキーなど時価1万円相当を盗んだ疑いで裁かれています。


事件の詳細:

事件が発生したのは2024年5月のこと。起訴状によると、海野被告と松田被告は共謀して江別市内の空き家に忍び込み、ウイスキーを盗みました。この行為が彼らの窃盗行為の一部として捉えられ、海野被告は常習累犯窃盗、松田被告は窃盗の罪で起訴されました。

9月10日に開かれた初公判では、海野被告が起訴内容を認め、罪を認めましたが、松田被告は一部を否認。「盗みをする目的で運転はしたが、実際に邸宅に侵入して盗んだわけではない」と述べ、罪を一部否認しました。


「じいさんず」の背景と特徴:

「じいさんず」と呼ばれるこの3人組の窃盗団は、服役していた札幌刑務所を出所後に再び空き巣を繰り返していたとされています。彼らの特徴的な点は、その高齢さにあります。最年長の海野被告は88歳、松田被告も71歳という年齢にもかかわらず、犯罪行為を続けていたのです。

高齢者による窃盗事件は近年増加しており、彼らが長期間服役していたことから社会復帰が困難だった可能性も指摘されています。特に高齢者が窃盗に走る背景には、孤独や経済的な問題があることが多いとされています。


事件の注目点:

この事件が注目される理由の一つは、その高齢者の窃盗団という異例の構図です。普通、窃盗犯といえば若者や壮年層をイメージすることが多いですが、「G3S」はその概念を覆します。高齢にもかかわらず窃盗を繰り返し、しかも共謀して計画的に犯行を行っていることが、この事件を異例のものとしています。

さらに、今回の事件では松田被告が一部罪を否認している点が注目されます。彼は「盗みはしていない」と主張していますが、共犯関係にあったとされる海野被告が罪を認めていることから、今後の裁判では彼の主張がどこまで認められるかが焦点となるでしょう。


高齢者による犯罪の増加と社会的課題:

今回の事件は、現代日本における高齢者犯罪の増加という深刻な問題を浮き彫りにしています。高齢者が再犯に至る原因として、社会的孤立、経済的困窮、そして出所後の生活の困難さが指摘されており、社会復帰を支援する体制が求められています。特に、長期間刑務所にいた高齢者が出所後に再び犯罪に手を染めるケースは増加傾向にあり、今後の対策が急務です。


今回の「じいさんず」事件は、単なる窃盗事件にとどまらず、高齢者社会が抱える課題を象徴するものでもあります。

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引用ニュース:https://www.uhb.jp/news/single.html?id=45241