画像:東海テレビ

横浜市に本社を構えるリフォーム会社「JASH」の名古屋支店長と従業員4人が、不要な屋根修理の提案をして工事代金を詐取しようとした疑いで逮捕されました。これは、横浜市の企業でありながら、名古屋市千種区や稲沢市の住宅をターゲットにした飛び込み営業によるものです。

詐欺未遂の手口

逮捕されたのは、名古屋支店長の加藤大輝容疑者(33歳)をはじめ、亀山弘人容疑者(21歳)、三崎雄大容疑者(26歳)、三矢海斗容疑者(25歳)、小野寺泰成容疑者(22歳)の計5人。彼らは今年5月までの間に、地元住民に対し「屋根の木材が腐っている」などの虚偽の説明を行い、高額な修理契約を結ばせようとしたとされています。

偽装の手法

容疑者たちは、新築工事現場近くで大手住宅メーカーの下請けを装い、「お宅の屋根が不安定に見える」と住民を欺きました。さらに屋根に上り、釘を抜くなどして修理の必要性をでっち上げ、動画を撮影して住民に見せる手口で契約を迫っていました。

涉及の疑いと警告

警察によると、この5人は昨年6月までの1年間に約3億6000万円相当の屋根修理契約を結んでおり、更なる余罪があるか調査を進めています。また、関東地方での一連の強盗事件に関連して、リフォーム業者が個人情報を犯罪組織に渡していた可能性も指摘されており、警察は不審な訪問販売に対する警戒を呼びかけています。

この事件は、消費者に対して正確な情報提供と透明性を欠くリフォーム業界の問題点を浮き彫りにしています。業者選びには十分な注意が必要であり、不審な勧誘にはすぐに当局に報告すべきです。

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