愛知県警は8月5日、偽ブランドの香水を販売したとして、香水販売会社「ジーラック」社長の中嶋恒彦容疑者(40)を詐欺や商標法違反などの疑いで再逮捕しました。中嶋容疑者は容疑を認めています。この再逮捕は、日本で初めての偽ブランドの香水を巡る詐欺容疑での逮捕となります。

中嶋容疑者は、5月に名古屋市の女性に高級ブランド「シャネル」の偽の香水3本セットをインターネットで1680円で販売したほか、4月には少なくとも62本の偽ブランドの香水を無許可で製造したとされています。販売された3本のうち1本は自社ブランドの香水で、他の2本はシャネルの香水をエタノールで薄めたものとみられています。

遅くとも2021年から偽ブランドの香水の製造・販売を開始しており、警察は、今年2月までの1年間に約12億円の売り上げを得たと推定しています。

見解: 偽ブランド品の販売は、消費者の信頼を裏切る行為であり、商標法違反や詐欺行為として厳しく罰せられるべきです。今回のケースは、香水という嗜好品を通じて、多くの消費者が知らぬ間に偽物を手にすることになり、その影響は消費者だけでなく、正規ブランドにも及びます。特に、エタノールで薄めた香水の販売は、健康リスクも伴う可能性があり、非常に危険です。

また、このような詐欺行為が広がると、消費者のブランドに対する信頼が低下し、結果として市場全体に悪影響を及ぼすことになります。消費者が安心して商品を購入できる環境の整備と、違法行為に対する厳しい取り締まりが求められます。

引用ニュース:https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080500977&g=soc