「Yogibo」の社員が、会社の元社長で現会長からのパワハラを理由に提訴しました。この事件は、働き方や社内の人間関係の問題を浮き彫りにしています。

訴訟の背景

訴えを起こしたのは、Yogiboの40代の男性社員です。彼は海外出張中に通訳を任され、会長から「一言一句ノーミスで完璧に通訳をやることを約束しろ」などと厳しく迫られたと主張しています。また、他の従業員の前での長時間にわたる叱責があったとも述べています。

男性はこの出張から帰国後、上司に状況を報告。しかし、会社側は男性の行為を「職場放棄」とみなし、彼を降格させたとされます。さらに、男性は月に160時間を超える時間外労働により適応障害を発症し、休職を余儀なくされたと訴えています。

裁判での主張

男性は大阪地裁に提訴し、会社と会長に対して約1200万円の損害賠償を求めています。「身の危険を感じて帰国せざるを得ない状況だった」と訴え、会社側に謝罪を求めています。

会社側の対応

Yogibo側は、パワハラの事実を否定しており、争う姿勢を明確にしています。「長時間労働に関しては、実際には働いていないにも関わらずタイムカードを切る不正があった」と指摘し、事実関係を調査中との立場です。

社会的影響

この事件は、社内での適切な対応と労働環境の重要性を示しています。特に、企業がどのようにして社員の声に耳を傾け、健全な労働環境を提供するかが問われています。また、パワハラとされる行為に対する法的な評価と企業倫理が、今後の裁判でどのように扱われるかに注目が集まっています。

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