警視庁暴力団対策課は5日、架空事業への投資を持ち掛け、30代男性から1億2500万円を詐取したとして、格闘技団体「ブレイキングダウン」の運営会社元代表、板垣雄吾被告(44歳)と会社員の堀川美貴被告(30歳)を詐欺容疑で再逮捕しました。これが両被告にとって4回目の逮捕です。
具体的な疑いは、2022年7月に令和4年度の令和の時期、一緒に謀って30代の男性に対し、架空のスマートフォン転売事業への投資を持ち掛け、元金の7.5%を配当金として支払うと偽り、1億2500万円を振り込ませたことに関するものです。警視庁は被告らの認否については明らかにしておらず、捜査を続けています。
警視庁暴力団対策課の調べによると、この詐欺行為は令和2年から4年にかけての約3年間で続けられ、合計で約80億円もの金額が集められたと見られています。これにより、被告らの行為が長期間にわたる組織的なものであったことが浮かび上がっています。
今回の事件は、金融商品の投資を装いながら実際には存在しない事業に資金を誘導し、高額な被害を出す典型的な詐欺の手口と言えます。警視庁は引き続き詳細な捜査を進めており、追加の被害者の存在やその他関連事案についても調査を行っている状況です。また、今回の逮捕によって、投資詐欺に対する警戒が改めて高まることが予想されます。
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