あん時ニュース

【違法薬物購入】オリンパス元CEOへの違法薬物提供疑惑、売人逮捕―「世界的企業のトップとしてふさわしいのか」

違法薬物疑惑が露見したことで、オリンパスの元CEOシュテファン・カウフマン氏が辞任を余儀なくされる事態に発展しました。カウフマン氏に薬物を提供した疑いで逮捕されたのは、東京・葛飾区の自称カメラマンである金子高明容疑者(44歳)です。

事件は、9月下旬にオリンパス社内への匿名通報から始まりました。通報により発覚したカウフマン氏の違法薬物取引疑惑に関して、オリンパスは速やかに警視庁に報告し、社内調査を行いました。その結果、カウフマン氏はCEOの座を辞任しました。

金子容疑者は、カウフマン氏との間に2年にわたる違法薬物取引があったことを告白しています。彼は「週刊文春」に対して、自身がカウフマン氏から依頼を受けてコカインやMDMAを提供していたと証言。また、彼が情報提供を決意した背景には、利用されていると感じた屈辱や、その後の良心の呵責があったと述べています。

金子容疑者の逮捕と、彼が提供した証言により、カウフマン氏のプライベートな行動が公になり、オリンパス社内外に大きな衝撃を与えました。この事件は、組織のトップに立つ人物の倫理性が、企業の信頼性にどれほど影響を及ぼすかを浮き彫りにするものです。

現在、警察はカウフマン氏と金子容疑者間の取引詳細や、オリンパスに与えた影響の全容を解明するための捜査を進めています。また、この事件を通じて、企業が高い倫理規範を維持し、経営陣の行動がそれに沿っているかを常に監視する体制の重要性が再認識されています。

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関連ニュース:https://news.yahoo.co.jp/articles/929c6c5e37a40d856d3ce4659a6e5a7707e57ffb

【井田しずく容疑者】SNS型ロマンス詐欺で2人逮捕、被害総額約1億300万円 ― 90人超の男性が被害

SNSおよびマッチングアプリを利用した新たな形態の詐欺が発覚しました。約90人の男性を対象に、総額1億300万円にものぼる詐欺行為が行われていたとして、27歳の女性とその共犯者が逮捕されました。

逮捕されたのは、無職の井田しずく容疑者(27)と、同様に無職の28歳女性です。この二人は、マッチングアプリを通じて山形県の男性に接近。去年10月、井田容疑者は「給料が盗まれ託児所代が払えない」と虚偽の事情を訴え、男性から現金34万6000円を騙し取りました。

警視庁の捜査によると、井田容疑者は「なんでもする」と述べるなどして複数の男性に恋愛感情を抱かせ、金銭を詐取。被害者は全国に広がっており、総被害額は1億300万円にのぼると見られています。井田容疑者はこれらの金をインターネットカジノやホスト遊びに流用していたと供述しています。

この事件について警視庁は、マッチングアプリを利用した詐欺行為が増加していると警鐘を鳴らしており、ユーザーには十分な警戒を呼びかけています。被害者の一人は「世の中が助け合いで生きていけるような場所だったらいいのに、その助け合いを踏みにじって、信じられないし、許せないです」とコメントしています。

今回の事件は、SNSを通じて人々がどのように操られ、被害に遭う可能性があるかという点を浮き彫りにしています。社会がデジタル化するにつれ、こうした犯罪の手口も巧妙化しており、個人は自身の情報を守るためにより一層の警戒が必要です。

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関連ニュース:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1537853?display=1

【脱税】米ネットフリックス、フランスとオランダの事務所で脱税の疑いによる家宅捜索

ネットフリックスの欧州展開が脱税疑惑により、フランスとオランダの当局による家宅捜索を受けたことが明らかになりました。この重大な事件は、アムステルダムに位置するネットフリックスの欧州本部と、パリ中心部にあるその他の拠点に対して行われました。

この捜索は、税金の不正取扱いに関する予備的捜査の一環で、5日に同時に実施されました。これはフランス金融検察局(PNF)とオランダの当局が共同で行ったものであり、PNFは既に2022年11月に予備的な捜査を開始していました。情報筋によると、両国の当局は数ヶ月前からこの件について連携を取っており、オランダの当局はこの件に関してはコメントを控えています。

ネットフリックスの広報担当者は、フランス当局と協力していることを認め、「我々は事業展開する全ての国で税法や規制に準拠している」と述べ、ネットフリックスが現地経済に重要な貢献をしていることを強調しました。しかし、捜査の具体的な理由や詳細は現時点では公表されておらず、フランスでの予備的捜査が必ずしも起訴に至るとは限りません。

なお、昨年にはニュースサイト「ラ・レトル」がネットフリックスのフランス子会社が、フランスの有料会員数に対して不釣り合いに低い売上を報告しており、これが税務当局の調査対象になったと報じていました。この捜査の進展がネットフリックスの欧州市場でのビジネスにどのような影響を及ぼすか、業界内外から注目が集まっています。

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関連ニュース:https://jp.reuters.com/economy/industry/QGKIF6W63JN4LC3SJBIVHZN5FY-2024-11-05/

【未解決事件】13年前行方不明の女子高生、白骨遺体で発見―死後1年以内の死亡推定

13年前に忽然と姿を消した17歳の野添希望さんの遺体が、白骨化して鹿児島市の山中から発見されました。警察はこの事件を死体遺棄事件として捜査を進め、司法解剖の結果、遺体は死後1年以内と推定されています。この事実は、過去13年間に何が起こったのかについてさらなる謎を投げかけています。

2006年4月、高校3年生だった野添さんは鹿児島県志布志市の自宅を出て以来、行方が知れず、家族からは捜索願が出されていました。その後、彼女の携帯電話からは家族に「元気でいる」という内容のメールが複数回送られていました。しかし、13年後の夏、彼女は変わり果てた姿で発見されました。

遺体が発見された場所は大通りから近く、一見してアクセスしやすい山中のように見えますが、地元の住民によれば、そこは人が滅多に立ち入らない場所です。発見現場は野添さんの自宅があった志布志市から約45km離れており、遺体は人目につかないよう埋められていました。

この発見がなされたのは、遺体が埋められてから1年以内とみられ、これが捜査において重要な意味を持つ可能性があります。近畿大学の巽信二教授は、「死体遺棄の時効は3年であり、発見が1年以内であることが捜査にとって大きな意味を持つ」と指摘しています。

警察は現在、死体遺棄だけでなく、殺人事件の可能性も考慮に入れて捜査を進めています。この悲劇的な事件がどのように進展するか、地元コミュニティーだけでなく、国内外からも注目が集まっています。

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関連ニュース:https://news.yahoo.co.jp/articles/688083f10c2612331d31b64ebbb4f87f0c7eb77f

【シャトレーゼ】カメムシ“丸々1匹”がお菓子に混入 口に入れて“異物感”に気づく

シャトレーゼが販売する「揚げ餅焼きとうもろこし小袋」にカメムシが混入していた問題で、同社は消費者のクレーム対応に遅れがあったことが明らかになりました。この問題は東京都内に住む40代女性が菓子を口にした際、異物感を感じて発覚しました。女性は9月23日に該当商品を購入し、10月3日に食べる際、口の中から虫の足と思われる部分を発見し、カメムシが混入しているのを見つけました。

女性が翌日にシャトレーゼに連絡を取ったところ、2週間以内に原因と状況を報告するとのことでしたが、約束された期間内に連絡はなく、結果的には3週間以上経過した11月1日に女性の夫が再度問い合わせを行いました。この時、責任者との直接対話が難しいという回答を受け、夫妻は大変不快な気持ちを抱えました。

「イット!」の報道によると、シャトレーゼ側は問題の発覚後、即座に製造ラインを停止し、防虫対策の徹底、洗浄、殺菌、全点検を行ったと述べています。同社は「調理工程ではなく、パッキング工程での混入が推測される」としており、今後の改善策として誠意ある対応を約束しています。

この事案は、食品安全と消費者との適切なコミュニケーションの重要性を改めて浮き彫りにしました。特に、食品企業が直面する課題として、製品の品質管理だけでなく、問題発生時の迅速な対応が求められています。シャトレーゼは今後、再発防止策を徹底し、消費者信頼の回復に努める必要があると見られます。

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関連ニュース:https://www.fnn.jp/articles/-/783231

【連続強盗事件】闇バイトに誘われた男性、借金返済の望みで詐欺に手を染め懲役3年―元実行役の後悔と反省|あん時ニュース

首都圏での連続強盗事件の裏には、闇バイトを通じて集められた実行役が存在し、警察はこれまで約40人を逮捕しています。その中で、過去に闇バイトに手を出し、現在は反省し更生を試みる元実行役の男性(32歳)に焦点を当て、彼の体験から見える危険性と悲劇を掘り下げます。

この男性は、福井県在住で食品関連の仕事に就いていましたが、パチスロ依存により借金300万円を抱えていました。経済的困窮から脱するために、ツイッターで見つけた《短期間で高収入の仕事》という投稿に引かれ、闇バイトへと手を出すことにしました。彼はその仕事がオレオレ詐欺の「受け子」として高齢者から金を騙し取るものであることを理解していたものの、借金返済のプレッシャーに押されて参加を決意しました。

逮捕される前に、彼は3回の犯行を行い、その過程で高齢者からキャッシュカードを騙し取り、ATMで現金を引き出しました。しかし、3回目の犯行時に警察に逮捕され、結果として懲役3年の刑に処されました。この間、彼は指示役に誘導され、借金の返済という目的のためにさらに犯罪へと手を染めることになりました。

出所後の彼は、ギャンブル依存症のサポート団体で働きながら、社会復帰を目指しています。彼は自らの過ちを反省し、同様の罠に陥る他の若者たちに警鐘を鳴らすために、自身の経験を共有しています。「社会復帰」の道は困難であるものの、彼は被害者への申し訳なさと反省の念を胸に、前向きに生活を再建しようとしています。

このケースは、闇バイトによる犯罪がいかに個人の生活を破壊するかを浮き彫りにし、社会全体でこの問題に向き合う必要があることを示しています。警察当局も、被害を未然に防ぐために警戒を強化していますが、根本的な解決には被害者の保護と共に、犯罪に手を染める若者たちへの支援が不可欠です。

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関連ニュース:https://www.sankei.com/article/20241106-6OABEWLTJBOT5PEHBAW3DQH3IA/

【闇バイト強盗事件】「私を死刑に」指示役に憧れ老女死なせる ルフィ事件現場リーダー、改悛の情は本物か

「死刑を望みます」-。「ルフィ」などと名乗る指示役らによる広域強盗事件で強盗致死罪などに問われた実行役リーダーの男は、法廷でこう懇願した。少年時代から非行を重ね、借金苦から手を染めた「闇バイト」にも抵抗はなかったという被告。当初は自暴自棄からだったが、現在は「改悛(かいしゅん)の情」から極刑を希望していると明かしたその言葉は、果たして本物なのか。

「家燃やす」と脅し…

「無期懲役ではなく、死刑を強く望みます」

東京地裁立川支部で10月24日に開かれた論告弁論公判。6件の空き巣や強盗事件の実行役として起訴された永田陸人被告(23)は、最終陳述でメモを片手にこう述べ、頭を下げた。

同18日から始まった裁判員裁判で、被告はいずれの事件についても罪を認めていた。ただ、検察側の求刑は無期懲役。裁判員の中には、困惑したような表情を浮かべる人もいた。

検察側の冒頭陳述によると、被告は昨年1月19日、3人の男とともに東京都狛江市の住宅に宅配業者を装い侵入。住人の女性=当時(90)=を縛り、暴行を加えた。

被告は3人のうちの1人にバールで女性を殴らせただけでなく、自身も「家を燃やす」などと脅して女性の腹部を蹴り、死亡させた。指南していたのは、フィリピンにいた指示役だったとされる。

競艇で金銭感覚まひ

法廷での説明によると、被告は京都市出身で、中学時代から「やんちゃな悪ガキ」として知られていたというが、友人が離れていったことで〝改心〟し、教師の勧めで介護施設で入所者の話し相手や将棋の相手をするボランティアを始めた。

高校は介護を学べる府立高に進学したものの、「重労働のわりに給料が伴っていない」と考え、中退して解体や土木など現場仕事を始めた。

まじめに働いていたが、20歳を過ぎたころ、再び歯車は狂い始める。理由は競艇。初めて賭けた日に、予想が的中して1万円が25万円に化けた。

いわゆる「ビギナーズラック」だったが、金銭感覚がまひするのに時間はかからなかった。給料が足りず、消費者金融、そしてヤミ金に手を出した。

「犯罪知識すごい」指示役に憧れ

SNS(交流サイト)で「闇バイト」と検索したのは、そんなときだ。バイトの内容は強盗などの犯罪行為だったが、「抵抗はなかった」と被告はいう。

「キム」と名乗る指示役の信頼を得て、現場のリーダーに。令和4年11月から3カ月間で、空き巣や強盗事件など6件の事件に関与した末、昨年1月20日に6件目の事件で見張りをしていた際、警察官から職務質問を受け、逮捕された。

「犯罪の知識がすごい」「格が上の犯罪者」。被告は、被告人質問で「キム」についてそう評し、「あこがれていた」と振り返った。

「一生、謝罪」

逮捕された被告が感じたのは「絶望」だった。

当初は「5年くらいで出てこられる」と高をくくっていたというが、取り調べを受けるなどする中で、自身の犯した罪は無期懲役にあたる可能性が高いと知り「死んだほうがまし」と、死刑を望むようになった。

警察署から護送される際、報道陣に向かって中指を立てるしぐさをしたのも、死刑になるために心象を悪くしようとの気持ちからだったと、法廷で明かした。

だが、その後に出会った捜査員らが、被告を変えていったという。

警視庁の取調官からは「罪を憎んで人を憎まず」という言葉を教わり、検事から勧められた、犯罪者の家族の苦しみを描いた小説を読んだ。被害者や遺族の調書にも目を通した。

死刑を望む理由も、「死によって長期の刑務所生活を逃れるため」ではなく、「被害者に死をもって償うため」へと変わっていったという。

被告人質問で被告は「死刑でも償えないことをした」とも発言。「被害者に一生、謝罪します」と涙ながらに語り、最終意見陳述でも「極刑を下してください。心からお願いします」と念押しした。

検察側は「現場責任者だった被告の果たした役割は大きい」として無期懲役を求刑する一方、弁護側は「更生への目標を与えたほうがいい」と、有期刑を求めている。

被告が示した改悛の情。その真贋(しんがん)を、裁判員はどう判断するのか。判決は11月7日に言い渡される。(橘川玲奈)

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引用:https://www.sankei.com/article/20241106-3SBN3NP6ZVKHDLOSSNADFJMEDU/