2024年 8月 の投稿一覧

【ロマンス詐欺】インターポールとJICA ロマンス詐欺などの捜査力向上へ支援

本文

恋愛感情を抱かせて現金をだまし取る「ロマンス詐欺」の被害が日本でも急増する中、インターポール=国際刑事警察機構と日本のJICA=国際協力機構が連携し、国際的な詐欺の拠点となっている西アフリカのナイジェリアで警察などの捜査力の向上に向けて支援を行うことがわかりました。

関係者によりますと、インターポールとJICAは今月29日から来月1日までの4日間、ナイジェリアの首都アブジャで現地の警察など10の法執行機関の職員およそ40人を対象に研修会を開き、ロマンス詐欺などの捜査力の向上に向けて支援を行います。

研修ではインターポールや日本の警察庁の担当者が、銀行からの情報をいかした摘発の方法や、海外の関係機関との連携のしかたなどについて講義を行うほか、事件を想定して捜査の机上訓練を行います。

ナイジェリアでは韓国で被害が出た「ロマンス詐欺」でおととし末から去年5月までに11人が検挙されるなど、摘発が相次ぎ、インターポールはナイジェリアをロマンス詐欺など、オンライン金融詐欺の犯罪との闘いの中心と位置づけています。

ロマンス詐欺の被害は日本でも急増していて、警察庁によりますと去年1年間の被害は1575件、およそ177億3000万円に上っています。

インターポールは「今回の共同プロジェクトによって世界中を被害から守り、詐欺による影響を減少させることができる」と話しています。


事実:

  1. インターポールとJICAがナイジェリアで警察の捜査力向上を支援。
  2. 研修会は今月29日から来月1日までの4日間、ナイジェリアの首都アブジャで開催。
  3. 研修会には現地の法執行機関の職員約40人が参加。
  4. インターポールや日本の警察庁の担当者が講義や訓練を実施。
  5. ナイジェリアではロマンス詐欺などの摘発が相次いでいる。
  6. 日本でもロマンス詐欺の被害が急増し、去年1年間で1575件、被害総額は約177億3000万円。
  7. インターポールはナイジェリアをオンライン金融詐欺との闘いの中心と位置づけている。

見解: この連携プロジェクトは、国際的な詐欺問題に対する対策の強化として重要です。ナイジェリアでの捜査力向上は、ロマンス詐欺のようなオンライン詐欺を効果的に取り締まるための重要なステップです。日本でも被害が増加していることから、この取り組みが成功すれば、日本を含む世界中の詐欺被害の減少に貢献することが期待されます。国際的な協力によって、詐欺犯罪の根絶に向けたさらなる進展が見込まれます。

引用ニュース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240728/k10014527031000.html

【殺人事件】静岡 菊川 家族3人死亡 孫が刃物で執ように切りつけたか

本文

28日、静岡県菊川市の住宅で80代の夫婦と娘が刃物で切りつけられて死亡した事件で、3人の遺体にはいずれも複数の切り傷があったことがわかりました。警察は27歳の孫が刃物で執ように切りつけたとみて調べるとともに、殺人の疑いで全国に指名手配し、行方を捜査しています。

事件は28日の午後、静岡県菊川市本所の澁谷昭一さん(87)の住宅で発生しました。澁谷さんと妻の育子さん(81)、そして次女の留美子さん(52)の3人が血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察によると、澁谷さんは妻と長女、次女の4人暮らしで、事件当時、長女は外出しており、3人が家にいたということです。警察は家族の話などから、長女の息子で澁谷さんの孫にあたる、住居・職業不詳の片山宏一容疑者(27)が住宅を訪れ、3人を襲ったとみて、殺人の疑いで逮捕状を取り全国に指名手配しました。

調査の結果、室内からは凶器とみられる刃物が見つかり、3人の遺体には複数の切り傷があったことが判明しました。警察は片山容疑者が刃物で執ように切りつけたとみて、更に詳しい動機や経緯を調べるとともに、行方を追っています。


事実:

  1. 事件は静岡県菊川市本所の住宅で発生し、澁谷昭一さん(87)、妻の育子さん(81)、次女の留美子さん(52)が死亡。
  2. 3人の遺体には複数の切り傷があった。
  3. 家族の話から、27歳の孫、片山宏一容疑者が犯行に及んだとみられている。
  4. 片山容疑者は住居・職業不詳で、全国に指名手配されている。
  5. 室内から凶器とみられる刃物が発見された。

見解: この事件は家庭内で発生した極めて悲惨な事件であり、家族内の関係や背景に深い問題があった可能性が示唆されています。警察の迅速な指名手配と捜査は、犯人の早期逮捕に向けた重要なステップです。また、このような事件が再発しないよう、社会全体での家庭内問題への理解と支援が求められます。警察が引き続き詳細な動機や経緯を明らかにすることで、同様の悲劇を防ぐための対策が強化されることが期待されます。

引用ニュース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240730/k10014529241000.html

【事件】「FC2」販売代理グループの男らを逮捕 無修正のわいせつ動画を代理投稿か FC2めぐる販売代理グループを初摘発 警視庁

違法動画の温床と指摘されている海外のサイトに、個人から預かったわいせつ動画を代わりに投稿していたとみられる6人が逮捕されました。このサイトをめぐる販売代理グループを警視庁が摘発するのは初めてです。

捜査関係者によりますと、逮捕されたのは石原雅夫容疑者(43)ら6人で、今年2月、無修正のわいせつ動画のデータを販売目的で事務所に保管していた疑いがもたれています。

石原容疑者らのグループは、個人が撮影したわいせつ動画を預かり、アメリカのアダルト動画サイト「FC2」に代わりにアップロードするなどして手数料を得ていたとみられています。

「FC2」は違法わいせつ動画の温床となっていると指摘されていて、このサイトをめぐる販売代理グループを警視庁が摘発するのは初めてです。

グループは、「FC2」上で2年間におよそ18億円を売り上げていたとみられています。


事実:

  1. 警視庁が、個人から預かったわいせつ動画を代理投稿していた疑いで、石原雅夫容疑者(43)ら6人を逮捕。
  2. 逮捕容疑は、今年2月に無修正のわいせつ動画のデータを販売目的で事務所に保管していたこと。
  3. 逮捕されたグループは、個人が撮影したわいせつ動画をアメリカのアダルト動画サイト「FC2」に代理でアップロードし、手数料を得ていた。
  4. 「FC2」は違法わいせつ動画の温床とされ、今回の摘発は初めてである。
  5. このグループは、「FC2」で2年間に約18億円を売り上げていた。

見解: 今回の摘発は、インターネット上の違法コンテンツの取り締まりにおいて重要な一歩です。特に、「FC2」のような大規模なプラットフォームでの違法行為に対する警察の対応は、今後の抑止力となるでしょう。違法なわいせつ動画の流通は深刻な問題であり、このような取り締まりが強化されることで、インターネット上の安全性と健全性が保たれることが期待されます。また、違法コンテンツを扱うサイトやその代理グループに対する警察の厳しい姿勢は、違法行為を減少させるための大きな一歩といえるでしょう。

引用ニュース:https://news.yahoo.co.jp/articles/8afe5ff0760e3919337ca9c963da5a0f6b6fc2fb

【事件】多重リース契約で経営者の男2人再逮捕 1億2千万円詐取疑い 大阪

多重リース契約詐欺

大阪府警は30日、飲食店の厨房機器の販売代金を「多重リース」の手口でだまし取ったとして、飲食店経営を手がける有限会社「GC」(大阪市北区)社長、「石原義明」容疑者(41)と、「FUJI住設」(北九州市)社長、「藤本英明」容疑者(60)を再逮捕しました。

事実

  • 再逮捕の概要: 2人は共謀し、令和3年9月~4年4月にわたって、同一の厨房機器についてリース会社4社と重複して契約を結び、合計約1億2300万円の販売代金をだまし取った疑いがあります。
  • 資金の流れ: 詐取した金額は「FUJI住設」名義の口座に振り込まれ、その後2人で分配されました。
  • 前回の逮捕: 大阪府警は今月9日にも、同様の手口でリース会社3社から計約8700万円をだまし取ったとして、2人を詐欺容疑で逮捕していました。

見解

この事件は、多重リース契約という手法を悪用して、多額の資金をだまし取る詐欺の一例です。経営者が詐欺行為を行うことにより、被害者であるリース会社に大きな損害が発生し、信頼関係が損なわれます。また、このような詐欺行為は社会全体に不安をもたらし、リース契約の透明性や信頼性が問われることになります。今後の捜査と司法の対応が注目されます。

引用ニュース:https://www.sankei.com/article/20240730-7RJLHAJQWFISJI5TEAK55YGNSA

【ゆいまーる歯科】患者を診療していないのに歯科報酬を不正請求 那覇市の麻布デンタルクリニック 保険医療機関指定を取り消し|不正受給

厚生労働省九州厚生局は31日、実際には行っていない保険診療を行ったと偽り、診療報酬を不正請求したとして、那覇市久茂地の麻布デンタルクリニックの保険医療機関指定を取り消しました。また、管理者である歯科医師(46)の保険医登録も取り消されました。

このクリニックと同じ法人が運営していたうるま市石川のゆいまーる歯科は、2021年に廃業しており、同様に指定取り消し相当とされました。確認された不正・不当請求は、2017年12月以降、95人分約194万円に上ります。

九州厚生局によると、2019年1月に後期高齢者医療広域連合から、既に死亡した患者の診療報酬請求があったとの情報提供を受けました。その後、個別指導や監査を実施した結果、実際には患者を診療していないにもかかわらず架空の診療報酬を請求したり、診療回数を実際より多く請求したりしていたことが判明しました。

歯科医師は事実関係を認めており、処分は8月1日付で行われました。今後5年間、保険医療機関としての再指定や再登録は原則として行えず、保険診療を行うことができません。

見解

今回の事件は、保険診療制度の悪用が患者や保険制度全体に深刻な影響を及ぼすことを示しています。医療機関としての信頼性が損なわれるだけでなく、公共の医療資源が不正に消費される結果となります。特に死亡した患者の診療報酬を請求するという行為は、倫理的にも許されない重大な違反です。

厚生労働省の迅速な対応と監査の結果、今回の不正行為が明らかになり、適切な処分が下されました。しかし、このような不正が再発しないよう、今後も厳格な監視と管理が必要です。医療機関は、高い倫理基準を維持し、公共の信頼を裏切らないようにする責任があります。

また、保険医療機関としての再指定や再登録が今後5年間行えないことは、他の医療機関への警鐘となるでしょう。適正な医療提供と公正な運営が求められる中で、再発防止策の強化が急務です。

関連ニュース:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1407882